再入荷人気者のヤン・ルンドゥグレン(1966年スウェーデンのOlofstrom生まれ)と大ベテランのゲオルク・リーデル(1934年チェコスロヴァキア生まれ)、というスウェーデンの2大要人がコンビを組んだデュオ・アルバム。北欧特有のフォーク・フィーリングや作法正しき半チェンバー風のリラクゼーション、といった独自の要素が豊富に散りばめられながら、落ち着いたしっとり感と小気味のいい敏活なスイング感の並立する、ウォーム&インティメイトな抒情派演奏が簡潔に紡がれてゆく充実内容である。バラードを中心に、アンサンブル〜連繋・協調型のコンビワークを大切にした(主役はp)、耽美的かつ軽快滑脱な弾みのある行き方が続き、リズム・パターンやテンポも曲によって様々に変わるメリハリ充分の流れの中で、p者の、一音一音に丹誠(詩的情感)のこもった明朗でハートフルなメロディスト&スインガーぶりが、一貫してスッキリと爽やかに見せ場を飾っている。重心の安定した清澄なクリアー・タッチで、風土色・民族色を自然に投影したマイルド&ファンタジックな美しい歌謡的メロディーを滑らかに紡ぎ、バップ&ブルースの渋い小節的イディオムも細かく織り込んで、陽陰・濃淡のある中々表情豊かなストーリーラインを自然体調子で形作ってゆく、p者の節度を保った繊細で優しげな語り口がフレッシュに冴え、温和にしてダイナミックなbの包容力あるうねり鳴動も美味しい奥行き感を醸成して好インパクトを残す、心地よくも含蓄余情の深い風流筋の逸品。
Lockrop,Ida's Sommarvisa,OchJungfrun Gick At Killan,Blues For Jan Johansson他全15曲収録
Jan Lundgren(p)Georg Riedel(b)
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